五島市でおたふくかぜが流行しています。

秋も深まって朝晩は肌寒く感じるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
五島市ではおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の発生が増加し警報値を超えたため、保健所より注意するように呼びかけがあっております。ウイルス性の疾患で、くしゃみのしぶき(飛沫感染)や手などの皮膚の接触(接触感染)にて伝染しますので、マスクを着用する、タオルなどの共用を避けるなどの予防策が有効とされています。感染した場合には2〜3週間の潜伏期を経た後に耳下腺の腫脹や圧痛、嚥下痛(物を飲み込む時に痛い)、発熱などで発病します。多くの場合、1週間程度で軽快しますが、髄膜炎、睾丸炎、卵巣炎、膵炎などを合併することがあるので注意が必要です。インフルエンザとは異なり、特効薬はありませんので、解熱鎮痛剤や二次感染予防のための抗生剤などの対症療法となります。予防にはワクチンが有用とされていますが、現在のところおたふくかぜのワクチンは定期接種にはなっておりません。以前大流行していた麻疹(はしか)、風疹、水痘(水ぼうそう)などは、ワクチンの定期接種にて流行がおさえられており、おたふくかぜのワクチンも定期接種化が望まれるところです。
先日、福江まつりがありました。写真はその時のねぶたです。
10/23には、佐世保にいる旧友と三井楽まで行きました。柏崎の辞本涯の碑まで足を伸ばしましたが、その日は台風並みの猛烈な風が吹いていました。(このような天気であったらきっと遣唐使船は出航できなかったでしょう。)
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日本脳炎が対馬で4例発生しました。

 朝晩が涼しくなりようやく秋を感じられるようになった今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
 最近長崎県の対馬市で日本脳炎の患者が4例発生したため、長崎県より注意するように呼びかけがあっております。日本脳炎は日本脳炎ウイルスを保有した蚊に刺されることによって発症します。蚊を媒介して感染するため、蚊の活動が活発になる夏場に発生が多くなり、対馬での発生も8月中旬から下旬にかけてでした。高熱、頭痛で発症し、進行すると傾眠、昏睡、けいれんをきたすようになり重篤です。ウイルスはブタの中で増殖しやすく、そのため畜産の盛んな農村や田園地帯での発生が多いとされています。五島市においても数年前に発生がありました。現在の日本では全国で年間10例程度ですが、統計をみると長崎県は発生数が多い印象です。またこのように感染して脳炎発病まで至る例は少なく、頭痛程度の軽症例や不顕性感染例(感染しても症状はなく治癒する例)はもっと多いと考えられています。(100倍~1000倍)治療について、日本脳炎ウイルスに対する特効薬はないため、発病した場合には対症療法しかなく、死亡または高度の後遺症を残す率が50~60%にも達するとされています。そのため感染予防が重要で、まずは蚊に刺されないようにすることです。またワクチンが推奨されていて、小児の定期接種の一つになっています。ただしワクチンの安全性の問題からH17年からH21年までの期間は積極的な推奨が控えられていたため、この間に接種機会を逃した方がおられます。国はこの対策としてH7年~H19年生まれの方の予防接種の期間を20歳まで緩和し、20歳までには4回の定期接種が完遂できるようになっています。各自治体からの案内にしたがって接種を受けることをお勧めします。
 長々と書いてしまいましたが、昨年流行したデング熱など蚊が媒介する感染症は多いので、蚊にはなるべく刺されないように注意が必要です。