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診療案内
日本は生活環境の変化による飽食、運動不足の傾向が長く続き、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病が増加しております。
生活習慣病は動脈硬化を引き起こし、脳卒中、心筋梗塞などの重大な疾患に結びつく可能性が高くなります。
国は特定健診などを通じて生活習慣病の改善に力を入れてきており、当院では健診などにて生活習慣病が判明した場合、食事運動療法の指導や必要に応じて薬物治療を導入して、生活習慣病の改善をサポートします。
内科のプライマリケアを行います。気になる症状がございましたらお気軽にご相談下さい。
  • 生活習慣病
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症
    (高脂血症)
血液検査にて空腹時血糖126mg/dl以上あるいは随時血糖200mg/dl以上で、かつHbA1c 6.5%以上の場合に糖尿病と診断されます。軽度の時には自覚症状はありません。病状が進行し血糖値が高い状態が持続すると、口渇、多飲、多尿、体重減少などの症状を認めるようになりますが、このような状態はすでに病状がかなり進行しており、網膜症、腎症、末梢神経障害などの合併症をきたしている可能性が高いと考えられます。そうなる前に血糖が適正にコントロールされることが必要です。治療の基本は食事療法、運動療法です。食事運動療法でも血糖が適正にコントロールされなければ薬物療法を検討することになります
高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満などは、動脈硬化(血管が硬くなり血液が流れにくくなる)の原因となり、動脈硬化は脳卒中(脳梗塞、脳出血)、心疾患(狭心症、心筋梗塞など)、慢性動脈閉塞症(主に下肢の血管の狭窄や閉塞による阻血性の変化)の一因となります。そのため、これらの生活習慣病に関しては適正にコントロールされることが重要となります。
病院で測る血圧値で140/90mmHg以上、家庭血圧値で135/85mmHg以上が高血圧となります。自覚症状はあまりありませんが進行してくると頭痛(特に後頭部痛)、肩こり、めまいなどを認めることがあります。動脈硬化を促進し、脳卒中(脳出血や脳梗塞)、心臓病などの原因になります。
食事運動療法が治療の基本となり、特に減塩が重要です。食事運動療法で改善がなければ、薬物治療を検討することになります。
脂質異常症(高脂血症)は動脈硬化を引き起こし、動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症(下肢の血流障害)などの原因となります。中でも高コレステロール血症が重要で、LDLコレステロールの管理目標値がガイドラインにて決められており、年齢、高血圧、糖尿病、喫煙など他の動脈硬化危険因子が全くない人で160mg/dl未満、危険因子が1〜2個の中リスク群で140mg/dl未満、危険因子3個以上の高リスク群で120mg/dl未満、心筋梗塞などの冠動脈疾患の既往がある人では100mg/dl未満と定められています。
善玉のHDLコレステロールが低い場合も動脈硬化の危険因子であり、40mg/dl以上が目標値に定められています。低HDLコレステロール血症は、肥満、喫煙、運動不足など生活習慣の関与が大きいとされています。
中性脂肪の上昇は、LDLコレステロール(悪玉)の上昇やHDLコレステロール(善玉)の低下をもたらし、その結果動脈硬化の原因となるとされています。 治療の基本は食事運動療法になります。具体的には1日の総摂取カロリーの制限、脂肪摂取の制限、肥満の解消、食物繊維の摂取、禁煙、有酸素運動などとなります。

気管支喘息、COPD(肺気腫)、肺炎、睡眠時無呼吸症候群、結核、非結核性抗酸菌症、肺癌など、必要に応じて基幹病院と連携しながら診療を行っていきます。
禁煙外来では、禁煙を希望される方に指導や薬物治療を通して、禁煙達成をサポートします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関して、いびきや日中の眠気などから疑われる場合には自宅での簡易検査を行い、診断治療を進めていきます。
じん肺、アスベスト関連疾患は長崎県内では主に建設業や造船業に従事されていた方にみられます。気管支炎、呼吸不全、結核、肺癌、中皮腫などを発症するリスクが高くなるため、定期的なフォローが必要となります。
労災や管理手帳交付などにつきましては国の基準がありますので、それを判断して、基準にあてはまれば申請のサポートも行います。
  • 気管支喘息
  • COPD(肺気腫)
  • 睡眠時無呼吸症候群
発作性の呼吸困難、喘鳴、咳嗽を繰り返す疾患で、気道の慢性炎症とそれに伴った気道過敏性の亢進が病態の基本です。慢性炎症はダニ、ハウスダスト、カビ、花粉などのアレルギー抗原が原因となって引き起こされるとされています。診断は、同様の症状を呈するCOPD(肺気腫)、感染症(結核、百日咳など)、心不全などの疾患を除外した上で、気流制限が可逆性なのか(気管支拡張薬にて1秒量が改善するか否かをみる)、アトピー素因存在するのかなどを確認して総合的につけられます。慢性炎症が持続した場合には、気道に非可逆性変化(リモデリング)をきたして治療効果が悪くなるため、早期に治療開始することがその後の経過をよくすることにつながります。重症度に応じて4つに分類(軽症間欠型、軽症持続型、中等症持続型、重症持続型)されますが、いずれにおいても治療の基本はステロイド吸入になります。ステロイド吸入にてコントロールがよくなった疾患でもあります

タバコなどの有害物質を吸い込むことによって、酸素を取り込む肺胞がこわれていく病気です。そのため酸素の血液中への取り込みが悪くなり息切れの原因となります。有害物質によって一度こわれた肺胞が元に戻らないことは、可逆性とされる喘息と大きく異なる点になります。肺機能検査で1秒率(吐き出した量全体に対する最初の1秒間で吐き出せた量の割合)が70%未満の時、COPDと診断されます。治療においては禁煙が重要で、禁煙によって急速な進行が抑えられます。下肢の筋力トレーニングを中心としたリハビリや栄養状態の改善も呼吸機能の維持に効果的とされています。必要に応じて吸入や去痰剤などの薬物療法を行うことになります。
睡眠中に10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間あたり5回以上あることで睡眠時無呼吸症候群と診断されます。この無呼吸は、一般的には肥満が原因で首の周りに肉がつきその影響で気道が狭くなり、睡眠中には筋肉の緊張が緩んで気道が閉塞することでおこってきます。無呼吸で低酸素状態になると、からだはその低酸素状態(酸素がからだに取り込まれないと細胞が生きられません)を何とかしようとして脳が刺激してからだを覚醒させると、それに伴って気道の筋肉が緊張して気道閉塞が解除され呼吸が再開します。呼吸の再開にて低酸素状態が改善されますが、それに伴って深い睡眠に入っていこうとすると再度無呼吸になるため低酸素状態となり覚醒するという悪循環になります。(この覚醒については、本人自身に起きたという自覚が基本的にありません。)この状態を一晩に何十回何百回と繰り返すことで慢性的な睡眠不足になり、日中の傾眠や集中力の低下(もともとは交通事故発生が多いことが問題になりました)の他、高血圧、心疾患、生活習慣病のリスクの上昇、さらには死亡率の上昇などももたらすとされています。検査により睡眠時無呼吸症候群が判明した場合にはCPAPなどの有効な治療法があります。
私が医師になった20年前と比較すると、喘息、睡眠時無呼吸症候群、ヘリコバクターによる消化管潰瘍、ウイルス性肝炎(B型C型)など多くの疾患で診断治療が飛躍的に進歩してきております。しかし、患者さんの中には症状があるにもかかわらず種々の検査では異常がないため、治療には結びつかない方が多く見受けられます。このような場合に漢方治療が有効な場合がありますので、お気軽にご相談下さい。
当院の検査
血液検査(血算, 生化学検査, CRP, HbA1c)、尿検査、便潜血検査、レントゲン、呼吸機能検査、簡易型睡眠時無呼吸検査、パルスオキシメーター、呼気CO測定、心電図、エコー、ABI(下肢動脈硬化)、インフルエンザ、溶連菌、マイコプラズマなどの迅速診断も流行などに応じて行います。
培養検査、細胞診検査なども、外注にて行います。

健康診断について

雇用時健康診断

検査項目 内容
問診及び診察 既往歴、業務歴、自覚症状及び他覚症状
身体測定 身長、体重、BMI、腹囲
血圧測定 座位血圧
尿検査 蛋白、糖
視力検査 遠距離視力
聴力検査 選別聴力(1000Hz、4000Hz)
血液検査 貧血検査 赤血球、血色素量
肝機能検査 GOT、GPT、r-GTP
血中脂質検査 TG、HDL-cho、LDL-cho
糖尿病検査 空腹時血糖
胸部エックス線検査 直接撮影
心電図検査 安静時12誘導

注意事項

午前の健診は朝食を召し上がらないようにしてください。午後の健診は当日午前10時までに食事を終えてください。
健診当日の水分はお水やお茶など糖分を含まないものをお摂りください。
お薬を服用している方は申込時にご相談ください。
健診には検尿がありますので直前の排尿はさけてください。

定期健康診断

検査項目 内容 A B
問診及び診察 既往歴、業務歴、自覚症状及び他覚症状
法廷問診(40歳以上)
身体測定 身長、体重、BMI
腹囲
血圧測定 座位血圧
尿検査 蛋白、糖
視力検査 遠距離視力
聴力検査 選別聴力(1000Hz、4000Hz)
胸部エックス線検査 直接撮影
血液検査 貧血検査 赤血球、血色素量
肝機能検査 GOT、GPT、r-GTP
血中脂質検査 TG、HDL-cho、LDL-cho
糖尿病検査 空腹時血糖
心電図検査 安静時12誘導

定期健康診断A:36歳以上40歳未満の方の標準検査項目です。
定期健康診断B:35歳または40歳以上の方の標準検査項目です。

注意事項

健診当日の水分はお水やお茶など糖分を含まないものをお摂りください。
お薬を服用している方は申込時にご相談ください。
健診には検尿がありますので直前の排尿はさけてください。
血液検査をされる方は、午前の健診は朝食を召し上がらないようにしてください。
午後の健診は当日午前10時までに食事を終えてください。
予防接種

※赤文字の小児の定期接種となっているワクチンは、規定の年齢であれば無料ですので各自治体にお問い合わせください。

※緑文字の23価莢膜多糖体肺炎球菌ワクチンは65歳以上の高齢者では5歳毎に定期接種となり自治体からの補助の対象となります。

※13価肺炎球菌結合型ワクチンは小児では定期接種の対象ですが、成人においては定期接種対象外にて自己負担になります。

※インフルエンザワクチンは各年度で接種の費用が自治体ごとに決められています。

上記以外にも対応可能なワクチンがありますので、ご相談下さい。